ひとりごと。

BUMPが好きです(動揺中)

チャマさんへ。

初めまして。
あまりのことに思わず新しいアカウントをつくってしまいました。




チャマさんへ。

この前の報道にはめちゃくちゃ驚きました。
あれはダメです。
素で「はぁ?」と声が出ました。
本当に本当に悲しいです。



これだけなのはあれなのでただの一ファンとしてもう少し書きます。


12年前、2008年7月。
高校2年の自分史上最悪で散々な1学期を過ごした私は、夏休みが始まって心底ホッとしていました。
25日は友人とイオンに行く約束をしていました。

帰宅し、夕食をとり、買ったばかりのDVDも観終わり、レコーダーの操作をしていると出かける前になんとなく録画予約していった番組を思い出しました。
NHK-BShi「BUMP OF CHICKEN スーパーライブ 〜present from you〜」。
ついでに観ることに。

メーデー
ラフメイカ
才能人応援歌
ガラスのブルース
飴玉の唄
ダイヤモンド
天体観測
ギルド
プレゼント
花の名
supernova

あまりの衝動に、目の前を赤い星と黄色い星がクルクルキラキラチカチカ回る不思議体験をしました。
今改めて見るとそりゃそうよ。と思うタイトルの連続。
天体観測と花の名とsupernovaは知ってたけど、それが私の中のBUMP OF CHICKENの始まりでした。
なんだか暴れたくなりましたがぐっとこらえました。

特にギルドとプレゼント。これはヤバい。歌詞ヤバい。
家族にすら見せてはいけないレベルのヤバいニヤけ顔をしている自覚があり、ローテーブルの下に慌てて潜り込んでコロコロ転がり、頭を何度もぶつけ、古い畳のザラザラで頬を擦りながら、何とかそのとてつもないパワーを受け止め、それを飲み込みました。

ローテーブルの太い脚と、そこに一緒に座っていた父の背中の間から、本当は見てはいけないけどドキドキするものを見ているような気持ちで、顔を手の指で覆っては外してを繰り返しながらその世界に没頭しました。

観終わる頃には、完全にファンになっていました。

その当時の世界のすべてだった、ガラケーW51Pの小さな小さな待受画面に、テレビ画面を必死で撮ってゲットした星の鳥の画像を設定し、ようやく満足して気を失うように眠りました。
夢の中でも、赤い星と黄色い星がまるで心臓のように力強く光り続けた夜でした。


あれから12年が経った今夏、コロナ禍であれこれ楽しみがなくなった春を終えても何の動きもなく、今どうなってるんだろう…と思っていたらようやく再開したPONTSUKAで、藤原さんの結婚報告がありました。
BUMP繋がりで出会った親友に慌ててLINEをし、騒ぎ、でもすぐにこういう話を共有できる人がいてよかったね、報告してくれて嬉しいね、という話をしました。

今月に入ってからは、新曲Gravityの配信開始とaurora ark円盤発売の報が入りました。すぐ予約しました。

来年は結成25周年。結成記念ライブ「20」から5年。
まだコロナがあるけど、けど、でも、もしかしたら…と思って、2月11日前後の関東のホテルを念のため押さえた状態で、これから少しずつまた動き出すだろう活動を、静かに楽しみにしていました。

それなのに…。


私のチャマさんのイメージの大部分は、これまで「安心」や「完璧」で出来ていました。

友達の唄リリースあたりまではそこまでではありませんでしたが、真っ直ぐで短かった髪が伸び、また短くなったかと思えば金色になり、鍛えられた身体になり、そういった外見の変化とともにどんどんそれは顕著になっていったように思います。
MCや喋りのリード、ストイックな雰囲気、鳴らす音、すべてにそれがありました。

あととにかくSNSSNS超上手い。ヤバいくらい上手い。
遠すぎず近すぎず、見せ過ぎず隠し過ぎず。ほどよい距離感と親近感を兼ね備え、ヘマもせず、失言もせず、もはや熟練の広報隊長のように振る舞う姿を、ずっと見てきました。

ファンとしては、実際がどうであろうと、3人を守るために一番前でピエロやってるのかな、無理に元気な「チャマ」をやってるのかな、と思う瞬間もあるにはありましたが、それも含めて「チャマ」としてそこに在った姿は、確かに安心で、完璧でした。


だからこそ、今回のことはとてもとても尖った状態で私に刺さりました。

公式発表を読んだだけの今の状態では、どこからどこまで事実なのかがわからないので、言えることが本当にないです。
こういったプライベート過ぎる話題が出てくることの是非もよくわかりません。

でも悪いものは悪い。
あの発表を受けて同じ音楽関係者の方々などがSNSで出したいくつかの言葉を見ていたら、これって味方のフリして背後から撃ってるのでは?とさらに悲しくなるものがありましたし、そういう世界なのか…と落胆もしました。

「チャマ」だったら、これが別の人のことだったら、絶対こんなこと言わないな。言わないよね…。
自然とそういう考えもしてしまいましたが、でも今回やらかしたのはその、「チャマ」…。
12年間見てきた、感じてきた、信じてきたイメージが崩れ、とても苦しいです。

勝手なイメージを勝手にしてきたのは承知です。
本人からしたらただの重荷な、幻想、盲目、その類のフィルターが私の目にかかっていたかもしれません。
でも本当の「チャマ」がなんだろうと、チャマさんが選んで外に見せてきた「チャマ」の姿は、私個人の感覚としてはそれはもう「完璧」で「安心」だった。

もちろん私もいい年した人間なので、本音と建前的なものを人間誰しも持っており、そうではない姿もそりゃあ持っているだろう、見えてない部分も当然あるだろう、との認識も同時に持ってはいました。

長くファンとして過ごす中で、いろんな場所をよそ見して、実は…みたいなよくわからない噂話も人並みに見てきたし、名前も知らない他のファンの、私とは少し違うイメージ、私と同じイメージを持つ言葉をとにかく色々とたくさん見てきました。
その上でのことです。


近年、藤原さんが、曲の中に自分たちの姿を重ねないで欲しいと何度か繰り返し伝えてきたことを私はよく知っています。
魔法の料理〜君から君へ〜など、そうはいってもついそう聴こえてしまうものもある(私は)し、当時は少し寂しい気持ちにもなりましたが、今になってその意味と大事さがようやくわかった気がします。

チャマさんの今回のことで、BUMP OF CHICKEN自体を、曲を嫌いになることは絶対に有り得ません。聴きたくなくなることもありません。これからの新曲も、聴きたい。

私にはファンとして生きてきた私だけの、濃く、重過ぎる12年があります。

外野からしたらとんでもない酷い甘やかしに映るかもしれません。
でも、何度考えても、ずっと一番近いところで心の支えとしてきた存在から、すっぱりと、もう嫌いだ!見損なった!と言って離れられるほど、手放せるほどに私は強くありません…。




メジャーデビューから、今日で20年ですね。
今までみたいに、楽しく嬉しくその日を迎えたかった。
でももう、どうしようもないし。

チャマさん。
Twitter見ました。
「楽曲への信頼を失ってしまう事が、何よりも怖く、悔しいです」
これはどういうことですか。
言葉尻を捉えてることはわかっています。
きっと自分自身の緩んだ行為に対しての言葉なのだということも、ちゃんとわかっています。
でも…。

藤原さん。
まあいつもは藤くんと呼んでたので、藤くん。
それにヒロ。秀ちゃん。
3人が一体どこまでチャマのこの話を知っていたのか。
そこがただ一つ、気がかりです。

いろいろと、そうやってモヤモヤもありますが、今はとりあえず円盤発売日の11月4日を大人しく待つことにします。


初めて聴いた、好きになったきっかけの「ギルド」。
そして「プレゼント」。
その歌詞のすべて。
今も、この瞬間の私を、何とか助けてくれています。
もちろん他のすべての曲も同じくです。

曲は強いです。
語弊があるかもしれませんがチャマさんが心配するようなレベルの、弱い信頼しかない曲ではありません。
怖いとか悔しいとか、もう、そんな言葉は聞きたくないです。

私はこれ以上傷ついてもいいです。
他のファンの方がどうかはわかりませんし、「妄信的なファンだ」「気持ち悪いファンだ」と嗤う人もいるでしょうが、私はチャマさんのいるBUMP OF CHICKENの続きをまた見ることが許されるのなら今後さらに酷く傷つくことになっても耐えます。

こうなることがわかっていて、12年前のあの眩しい夜に戻ることが出来たとしても、私は当時の私がBUMP OF CHICKENを好きになることを止めることはないでしょう。

私は強くないけど、それだけははっきり言えます。
年下の私が言うのも烏滸がましいかもしれませんが、どう考えてもビビってる場合ではないです。
怖がってないで出来ることを精一杯して見せて欲しい。


今はひたすら、本当に悲しいです。
必ずまた、信じさせてください。
必ずだよ!
どうかよろしくお願いします。




12年前、へなちょこの4人組に魔法をかけられた私より。